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田んぼ環境自作人研修会(2020年)

研修会の様子

2020年の田んぼ研修の様子です。今年は新型コロナウィルスの感染拡大があり、研修を実施するかどうか話し合いが持たれました。 野外で、しかも15年間無農薬・無化学肥料で耕作を行ってきた研修田では、生き物の多様性に満ち溢れ、特定の病原菌やウイルスが増えて占有することはありません。 作業を密着しない距離で行い、感染防止には十分配慮して行えば大丈夫ということで実施しました。 その結果、研修生にとって田んぼ研修の時間は、「農を好きになる接触(農好接触)」という素晴らしい機会を与えてくれました。学生も3名参加しました。

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参加者の感想

自然を満喫し、貴重な体験が出来ました(T.S)

私は新磯地区に子どもころから住んでいることもあり、大山と相模川、田んぼが広がる風景は馴染みのものでした。小学校の際は毎年、持久走大会が開かれあぜ道を走らされたものでした。 運動が苦手な私にとっては苦い思い出もありますが、数十年後この風景の中で稲作をすることになるとは当時の私自身夢にも思っていませんでした。

一昨年、某番組の企画(D〇SH村)を見たり仲間と畑等をやっていたころから稲作にも興味があった私はなんとなく「田んぼ、相模原」と検索をしてみると、 畑と田んぼ環境再生会のホームページに行きつき、新戸の田んぼで研修が行われており、一年間で24回の研修のうち半分参加すれば、田んぼ環境自作人として翌年には自分の田んぼを借りて耕作することができると知りました。 研修日程を見てみると研修は週末に行われ、田植えや稲刈り、脱穀等の作業は複数回ずつ設定されており、休まなければならないときがあっても一通りの作業は体験できることを確認。年が明けて研修の募集がかかるとすぐに応募させていただきました。 見事参加させていただくことができました。

研修初日、寝ぼけ眼を擦り地図を頼りに研修田に到着すると、本格的な田んぼが!「ひ、広い」今更ながら田んぼの広さと本格的な趣(?)に多少ビビりながらの研修開始となりましたが、 仲野さんや米田さんの熱心な教えや個性的な仲間たちのおかげで、自然を満喫し運動不足からの疲労と筋肉痛に悩まされながらも、何とか自作人となることができました。

思えば、種まき〜田んぼほぐし〜トロトロ層作り〜田植え〜草取り〜稲刈り〜天日干し〜脱穀〜苗床作り、と多くの作業をしてきましたが、あっという間に過ぎた1年でした。 この1年は研修生をはじめとする多くの方との出会いがあった1年でした。収穫をする喜びと仲間と力を合わせて作業を行うことの楽しさと達成感。貴重な経験ができました。ありがとうございます。

最後に、コロナ禍に見舞われた2020年に田んぼ研修開催を決断し尽力くださった皆様に感謝申し上げます。

自然が心地よい!!(S.N)

一言でいうと入って良かったです。

  1. 自給自足が出来るようになる
  2. 同じ志の仲間ができる
  3. 分からないと先輩たちから聞ける
  4. 研修が終了すると自作人になれる。希望して空きがあれば、畑も使わせてもらえる!!
  5. そして何よりも〜自然が心地良い!!

〜コロナ渦〜で自粛ムードだった時も田んぼで気持ちよく気にせずにいられる環境!!研修生たちとも日増しにうちとけ仲間となる。 お米ができた時の喜び!!ホントに感動です!!除草剤も農薬も使わす安心安全なお米を自分で作れる!!って凄いことだけど受ければ〜翌年からは〜自作人です。今、本当に楽しいです。ありがとうございました

田んぼ研修は大変居心地の良い時間でした(R.M)

まず、田んぼ一番の効能は、夏炎天下作業でビタミンキープ!今年の冬は肌荒れ知らず(クリーム不要)。

さて、きっかけは、3年前、会員のアメリさんの手伝いをして、自分でもできる可能性を感じ、コロナで仕事暇そうな今年、やっと参加できました。現場は、「世捨て人的な人」が集まっていたような、話も弾む、大変居心地の良い時間でした。

田んぼは、水が綺麗で、イノシシが出る「尾山」に惹かれました。 田植えの歌で始めたいと思っていて、音楽家の友人に声をかけています。子育てが終わりに近づき、田んぼを中心に時間の配分を考えています。お金を稼ぐ時間、土に関わる時間、仏画、そして三味線を揃える予定です。 田んぼクラブの皆さん、色々とこれからもご指導をお願いします。そして〜これからもよろしくお願いします!!

みじんこに、感動した!!(K.Y)

幾年かまえから農ある生き方がしたいと思うようになって、昨季まで自作人をされていた「あじなお」のジャック&ベティさんたちの田んぼの草取りを手伝ったことが田んぼの研修への大きなきっかけでした。 昨春、仕事を辞めたタイミングもあって稲づくりを学ぶことに何ら躊躇はありませんでした。そしてこの機会に運転免許を取得してこれから農にもっとアクセスしやすくしようと考えました。 4月に緊急事態宣言が出されて、せっかく通いはじめた自動車教習所は二月近くも閉鎖されてしまったけど、研修のほうはさほどの影響もなく?無事スタートしました。 世間が自粛ムードのあいだ、週末はがらがらの相模線に乗って研修田まで通い、種まきをしてから備中鍬で田んぼほぐしをやりながら、 それ以外の日は家の近くで市民農園を借りてはじめて自分の手で種から野菜を育てたり、家の中では種麹から米麹や大豆の麹を寝ずの番をしながら育てるいわゆる菌活の日々。 自粛なんてなんだろう、と言うくらいもうやりたい放題でした(*^^*)

研修のなかで特に印象に残ったのは田植えのとき。以下はそのときに書いたそのまんまの気持ちです(笑)

「2020/6/6/田植え3日目/今日は午後夕方雨予報ながら薄曇りに時折うす陽が差してやや蒸し暑くなりました /『里自慢』の田植えのつづきでした/午後に向こう半分の圃場の踏み込みしてるときのこと/足元をよくみてたら、、 /雑草もあるのですが、緑色の藻のようなものがブクブクしてたり、いつものタニシちゃん、アメンボちゃん、 このへんはだいたいレギュラーですが、/今日は、、、/水中に白いゴマのような生きものが泳いでます。/ミジンコがいっぱいいるのです!! /自然のなかで目視でリアルにみたのははじめてだ、、/今日はじめて気がついてめっちゃ感動しまくりです!!/足あとの小さなぬかるみになんか動いてるなと思ってよく観たら、そこだけで数十匹以上はいた感じ! /先週までだれもまったく気づかず、時季によるのか水入れなどの条件によるものなのか、全然分かんないけど!/とにかくこの研修田12畝のなかには生態系という小宇宙が拡がっているんだね。/4時までやったけど、まだまだ行けた?/ミジンコ効果(藁)」

私のなかにある何かがパチッと弾けたような瞬間でした。

梅雨の田んぼの草取りに格闘していたころから、ようやく再開した教習所通いに明け暮れて夏の終わりまでには普通二輪、自動車と続けてマニュアル免許を取得でき目標の一つには届きました。 四十代も終わろうとしていた自分も実はやればできる子であった、と今更ながら気づいたと親しい人に話せば必ず笑いが帰ってきた。 でも多分それは稲ちゃんのお力添えもあったからかな、と感じています。稲刈りの時季からは、250ccのバイクに乗って田んぼに通えるようになりました。走っているといつも稲の風を受けているようでとても気持ちいいのです。

さて、言うまでもなく稲刈りはお米づくりのハイライトですが、私にとって内なるものがフツフツと湧いてきたのは、はじめて籾摺り作業をして「お米」ができたとき。 そのとき籾摺りした『祝福神』は小柄で綺麗なブラウン色、片や『天地人』は粒が大きくて荒削りな猛者のような出で立ち。 持ち帰った2品種の玄米をいただいてみると『祝福神』は香ばしく丸みのある味で冷めても美味しくお弁当にもぴったり。 『天地人』は大粒で野趣な歯ごたえがあり、私が普段食べている『京都旭』に似ていそう。この原稿を書いた数日前に上手く炊けたときはまさかのチョコやココアのような風味がほんのりする複雑味を感じ驚きました。 今季の研修田で育てられた8品種それぞれの個性と味わいを堪能しています。

春から冬にかけて、教習での卒業検定以外はほぼ参加できた田んぼの研修は、収穫祭のときにありがたくも自作人認定を受けることができました。 現在は研修田に近い耕作放棄地を今季を一緒に受けた六人の研修仲間たちで野原を開墾して区画を決め野焼きしたりして、それぞれの来季の稲づくりの準備を進めています。 ここを「みじんこの田んぼ」って名付けたので、今度の田植えのときにみじんこちゃんたちが泳いでくれているとうれしいな、と今からとてもわくわくしています。

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